印刷の工程管理にはそれぞれ段階があります。目視比較は、色が一致しているかどうかの簡易な判断を行いますが、主観的な判断になりがちで、正確性・精度に欠ける場合がほとんどです。エックスライト社の濃度計は、CMYK の濃度管理に適した製品です。下記から濃度計を選択してください。またはこちらからお問い合わせください。皆様の使用に適した濃度計をご紹介します。
[販売終了]
本製品は販売を終了いたしました。代替製品の eXact Basic Spectro は、こちらのリンクからご覧ください。
CMYK ジョブ対象の濃度計
印刷機の濃度を簡単に測定できる装置をお探しですか?CMYK ジョブ専用の eXact Basic 濃度計は、作業全体において正確な色を確保および維持します。eXact Basic は視覚的な試行錯誤によるエラーを削減し、実情を正しく反映した色管理により、精度と一貫性を向上します。追加情報はこちらをご覧ください。
「濃度」は印刷特性の基本的な測定値です。「反射濃度」は、基材(用紙、フィルム等)やインキから反射される光量を計算した値です。インキフィルムの膜厚やインキ濃度の変動を簡単に評価できる方法です。インキ膜厚・濃度が増加するにつれ、光がより吸収され、また反射光が低下するため、装置は暗い外観を高い濃度として出力します。
反射濃度計は、赤、緑、青のフィルターを用いて測色を行います。これは色分解に使用するものと似ており、フィードバックを実用的な数値で出力します。濃度計は、ベタインキ濃度、ドットゲイン、インキトラップなど、印刷機の各特性の変動を測定します。
濃度計は測色を行いません。搭載フィルターによって調和色が暗く見えるため、濃度計は「白黒」で判断する装置と言われています。
印刷機のわずかな変動でも、印刷特性に影響してしまいます。濃度計は、これらの印刷特性に対するフィードバックを実用的な数値で出力します。
濃度計を用いて印刷特性を監視することは、良好なプロセスコントロールの基盤となり、一貫した画像とグラフィックの再現につながります。
正確な出力を行うには、濃度計のキャリブレーションを定期的に行ってください。
「濃度」は色ではありません。濃度は、色の明るさや暗さを表すもので、色が正確であるかどうかは判定しません。濃度計は2つの方法で測定を行い、印刷濃度を管理する装置です。
インキ顔料は常に、オフセット印刷機上で一貫しています。濃度の変動は、インキフィルム膜厚の変動により発生します。フレキソ印刷機では、インキ濃度によってインキ量が変化します。エクステンダーや湿し水をフレキソインキに追加することで、基材に転送されるインキ顔料が減少し、低い濃度値の薄い色になります。フレキソインキの濃度は、インキの蒸発により増加し、高い濃度として出力されます。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのベタインキ濃度値を使用し、インキフィルムの膜厚・濃度を常にチェックまた修正することが、印刷機を管理するための最善の方法です。
eXact Basic(イグザクト・ベーシック) は、4色プロセスの濃度プロセスコントロールを行う、一般的な濃度計です。
フィルターが搭載された通常の濃度計は、プロセスインキの各色に最適化されています。一方、この搭載フィルターはスポットインキ色に適していません。通常のフィルターセットを使用した濃度計でスポットカラーを測定した場合、フィルターが自動的に選択されます。スポットカラーの階調値(SCTV)は、スポットカラーインキ(ISO 20654:2017)のドットゲインを計算します。この方法では分光反射率を使用し、用紙(0%)およびベタインキ(100%)間における階調値を出力します。通常の濃度計でこれらの値を計算できない理由は、SCTV 階調値が CMYK 階調値と異なるためです。
スポットインキ色の濃度を測定するには、濃度計 eXact Basic Plus(イグザクト・ベーシックプラス)または eXact 分光測色計を使用し、インキに最適な分光波長においてスポットカラーを測定します。