作業服・作業着を測色し、コンプライアンスに準拠するには

 

作業服・作業着の安全性を確保するには、高視認性安全服が出荷時と洗濯後にも正確な色を維持する必要があります。しかしながら、蛍光染色は管理が非常に困難です。蛍光染料の評価には、DIN EN ISO 20 471 および ANSI/ISEA 107 UV キャリブレーションの D65 キセノンランプが必要です。 

 

課題

高視認性安全服の製造に伴う多くの課題:

解決法

ベンチトップ分光測色計と品質管理ソフトウェアを使用することで、テキスタイル、業務用クリーニング、消費者は推量による色合わせを排除でき、作業服・作業着の安全性が DIN および ISO の条件に準拠していることが検証可能になります。分光測色計「ColorXRA Lab 」は、45°:0° 光学幾何条件および UV キャリブレーションの D65 キセノンランプを用いて、人間の目が色を認識するのと最も良く似た方法を再現するため、蛍光色の測定に適しています。サンプルを測定アパーチャーの黒の穴にセットし、0.04 以下の反射を確認。可視範囲および 400 nm 以下の UV 範囲における、CIE D65 の実際の照明を使用します。これにより、ランプが消耗した場合でも、一定した測定を行えます。

 

ESWin ソフトウェアは、測定データをカラーインデックス x、y、輝度ファクター(β-value)の数値で表示。蛍光色が許容範囲内に収まるかどうかをチャートに表示します。これにより、的確に合否判断することができます。システム工程を検証し、改善の余地を認識するために、国際基準に準拠する色品質データを記録します。

 

結果

使用法

  1. テキスタイルのサンプルは、ColorXRA Lab の測定アパーチャー前方にセットされ、背景の反射を防ぐために黒の窓を覆います。測定データは装置に出力され、ソフトウェアに自動転送されます。
  2. ESWin ソフトウェアは、D65, 2° 角度に輝度ファクターおよび xy 座標を計算します。数値は、分かりやすくグラフ表示されます。その他の座標(例:L*、a*、b*)および照明条件(例:D65、C、A、F11、2°、10° 角度)は、無蛍光色に使用可能です。
  3. 合否判定は、DIN EN ISO 20 471 および ANSI/ISEA 107 基準に基づき、色が許容範囲内に収まることをチェックします。 
     

製品紹介

 

 

ColorXRA(カラー・エックスアールエー)
キセノンランプが備わった 45°:0° ベンチトップ積分球分光測色計は、作業服・作業着の蛍光色の測定に適しています。 解像度が 1nm の測定データを出力します。絶対波長の自動キャリブレーション(0.07 nm)は、優れた短期・長期的安定度を発揮します。   

  

ESWin QC(イーエスウィン・キューシー)

 

品質管理ソフトウェア「ESWin(イーエスウィン)」 

カスタマイズが可能な品質管理ソフトウェアは、ColorXRA Lab と併用し、高視認性安全服の合否判定を行います。測定データを分かりやすいグラフ表示に出力。準拠証明書となるレポートも印刷します。

 

 

 

優れた調色

エックスライト社のインライン製品は、製紙工程を通し色を管理・監視。ラボにおける測定からパルプ、ウェットシート、リール工程まで、色と輝度の調和を維持します。 


 

ESWin CLCC

 

フィードバック式測色管理ソフトウェア「ESWIN(イーエスウィン)」

ESWin CLCC は、エックスライト社のインライン測色装置との併用により、製造ラインにおける色品質を継続管理し、測定結果を分かりやすく表示。プラスチック製品に対し、自動インラインのフィードバック式色管理を行います。