クレジットカード／ポイントカードの測色を管理する方法
ギフトカード、ID カード、ホテルのキーカード、ポイントカード、クレジットカードには、注目を引く色やロゴ、メタリックホイルやアートワークが使用されます。このような緻密なデザインは、ブランド製品によく好まれるデザインですが、製造工程全体を通して管理することが困難です。カードの印刷には、色を継続的にモニタリングし、問題を早期に発見し、測定の担当者や場所が代わっても一貫したブランドイメージを維持する必要があります。
課題
クレジットカードやポイントカードの印刷には、小さなロゴから写真、アートワークまで、忠実なブランド色を再現することは困難です。ましてや、異なる地域の現場に共通する色を維持することは至難の業です
- 目視評価は主観的になり、一貫していません。
- 分光測色計はカラーデータを客観的に捉えます。一方、全てのカードから同一の測定箇所を一致させることは容易ではありません。
- 一度印刷された素材は再利用できません。色の問題を早期に発見できなければ、素材・コストを無駄にしてしまいます。
解決法
エックスライト社のカード測定用ホルダーは、カードをハンドヘルド分光測色計に的確に固定し、カラー精度を正確に評価します。ミリメートル単位のルーラー機能が正確な指定位置を測定し、測定の担当者や製造ラインや現場が代わっても、一貫した結果を実現します。許容値と合否判定結果はハンドヘルド分光測色計に表示され、品質管理ソフトウェアに転送されます。これにより、トレンドのトラッキングと問題の認識を行います。
結果
- 色の問題を早い段階で検出し、無駄を徹底的に排除
- 明確な期待値を設定し、客観的な評価を行うことでやり直し作業を削減
- 定量化された繰り返し精度の高いプロセスを用いて、異なる場所に一貫した結果を実現
使用法
ブランドオーナーは、容認される印刷許容値を指定します。印刷業者は許容値に準拠することを確認するため、製造ラインからカードを選択し、エックスライト社のカード測定用ホルダーにセットします。分光測色計のルーラー機能を用いて、1mm 以内の的確な測定位置に検出します。装置に表示される合否判定に従い、印刷を続行するかまたは中止するかを判断します。測定データを品質管理ソフトウェアに転送し、合否分析を行い、改善点を検出します。
製品紹介
ギフトカード、ID カード、ホテルのキーカード、ポイントカード、クレジットカード専用のホルダーです。カード前方と後方でスポット測定を行い、印刷の品質と一貫性を確保します。クレジットカードの標準サイズ（85.6mm x 53.98mm、厚さ 0.76mm）にフィットします。
品質管理ソフトウェア「ColorCert（カラーサート）」は、社内と外部の関係者間のコミュニケーションを簡素化します。分光測色計「Ci62」、「Ci64」、「eXact」を ColorCert 品質管理ソフトウェアに接続し、品質分析とレポートを出力します。
業界トップクラスのハンドヘルド分光測色計シリーズ「eXac（イグザクト）」は、用紙、フィルムなどの基材から CMYK とスポットカラーインキを検証。業界の最新スタンダードに準拠し、蛍光インキを正確に管理します。
Color iQC 品質管理ソフトウェアは接続装置と併用し、厳密な許容値に対する合否判定を行います。分光測色計「Ci62」、「Ci64」、「eXact」と接続することで、生産工程全体において色仕様を監視、改善点を検出します。
ハンドヘルド分光測色計「Ci60」は、正反射光込みおよび正反射光除去の測定機能を装備。カラー測定やビジュアル検証を確実に行います。Ci60 シリーズは様々なアパーチャーのサイズを使用可能。用途に応じて柔軟な測定機能を発揮します。
優れた調色
X-Rite カード測定用ホルダーは、印刷時のスポットカラー測定をサポート。注目を引く色やロゴ、メタリックホイルやアートワークを、測定の担当者や場所が代わっても、正確に一貫して維持します。詳細はこちらをご覧ください。
