建築物、工業製品など生産のプロセスの中でデザイン・設計から製品化されるまでには、ラフなスケッチから始まり、機能性の要求や仕様に合わせたデザインや設計に具現化されていきます。その工程の中で「より最終形に近い形(モックアップ)」での確認作業は必ず行われる重要なプロセスです。
しかし、モックアップの制作には時間と費用がかかり、開発コストに直接影響を与えます。また、車や家などの、大規模構造物の場合は、ミニチュアの制作に留るケースも少なくありません。そこで昨今では、コンピュータ上での試作・シミュレーションが広く使われ、多くのデータを活用する事で、より精度の高い検証や検討が行えるようになりました。 例えば、建築業界ではBIMを活用する事で、3DCADでは共有出来なかった情報を盛り込めるようになり、コミュニケーションの円滑化が図られています。 但し、正しいデータを使わなければ、想定したものと完成品の乖離が発生してしまうことも危惧されます。
本ウェビナーでは色や見え方の部分に焦点を当てて、なぜ物の見え方のデータ化に問題が発生するのか、どのようにデータ化し、どのようにそれを展開するべきかについてお話します。
・エックスライト社 アプリケーションエンジニア
福原 宏之
・オートデスク社 インダストリアルデザイン&ビジュアリゼーション テクニカルスペシャリスト
佐々木 秀成