SP60、SP62、SP64 のキャリブレーション

全ての機器は正確なデータを確保するために、定期的にキャリブレーションを実行する必要があります。 キャリブレーションをされたことがない場合は、AC アダプターを使用しながらこの手順に沿ってください。 マイクロプロセッサは、キーが長い間使用されないと「スリープモード」に入ります。

  1. キャリブレーション反射基準板を使用します。 これは黒でレンガの形状になったプラスチック製の箱で、セラミックディスクが片端の近くの表面で中央に設置されており、もう片方の端に親指大の穴があいています。 2つのプラスチッククリップを挟むと箱が開きます。 これよって、穴の下にある分散円錐を清掃することが可能になります。 円錐は気を付けて清掃してください。 傷が入ると、ブラックキャリブレーションの測定値に影響をもたらします。

  2. 基準板を裏返しにすると、底表面に設置された校正値ラベルがあります。 この部品にはシリアル番号が付いています。 それぞれに証明書が発行されており、校正値ラベルに印刷された数値は NIST(National Institute of Standards and Technology, USA)で設定されたものです。 また機器のシリアル番号も、この校正値ラベルの下に手書きで記入されています。 このシリアル番号が、キャリブレーションを行う機器の番号と一致していることを必ず確認してください。 これを怠ると、キャリブレーションが正しく行われません。

  3. 機器の電源を入れ、「x(終了)」キーを押してメインメニューにアクセスします。

  4. キャリブレーション」がハイライト表示されるまで、「下方向」の選択キーを押し、次に「エンター」を押します。

  5. 直後に <白色基準板を測定> の指示が表示されます。

  6. 機器を靴の形をしたプラスチックプレートに設置し、しっかり押し下げます。 機器に <成功!> と表示されるまで、機器を動かさないでください。

  7. 次に <ブラックトラップを測定> の指示が表示されます。

  8. 機器を回転させ、アパーチャーを穴に合わせます。 しっかり押し下げます。 機器に <成功!> と表示されるまで、機器を動かさないでください。

 

キャリブレーション完了