500 シリーズ機器の充電不良が発生した場合、チェックする項目が2、3あります。 まず最初に、古いバージョンのファームウェアで、「トリクル充電」状態になる機器があります。 充電不良が発生した際は機器の電源を切ってください。 電源を切るには本体底のバッテリー節約ボタンを押します。 10秒ほど待ってから機器の電源を入れ直してください。 この後3時間以上本体の電源を入れたままで放置し、この間ボタンを押したり測定を絶対に行わないでください。 これで問題が解決されるケースがあります。
異常が続くようであれば電源が原因であることが考えられます。 電圧計で、電源に正しい電圧が流れているかどうか調べてください。 正しくない場合は新しい電源が必要です。
注記: 機器が「スリープモード」にならない、すなわち充電器を外して120秒後にディスプレイが消えない場合は、機器を修理に出す必要があります。
機器に十分な電圧がある場合は、恐らくバッテリーが原因と考えられます。 本体に電源を入れます。 メインメニューから [モードの設定] に進み、エンターキー(右側下のキー)を押します。 [モードの設定] から [ディスプレー] を選択し、エンターキーを再度押します。 [バッテリーの状態] にスクロールし、エンターキーを再度押します。
バッテリーの状態:
未使用: バッテリーパックの未使用電圧は、バッテリーの状態メニューが入力された時点に表されるものです。 完全充電されたバッテリーは 5.9v ~ 6.1v で、完全放電されたバッテリーは 4.7v ~ 4.9v と測定されます。
測定: 測定電圧とは、正常に行った最後の測定後におけるバッテリーパックの電圧です。 未使用電圧との差が 0.8 ~ 1.0 ボルトでないといけません。 完全充電後に 1.0v 以上である場合は、バッテリーパックまたは機器の電源基板が不良と見られます。
充電器: 充電器の電圧は、接続されている電源の電圧です。 500 シリーズ機器は1つまたは2つの異なる電源と共に出荷されます。 通常の電源はパーツ番号 SE30-81 で、圧力がかからない状態において約 14v ~ 18v を表示します。 マルチ切替電源はパーツ番号 SE30-77 で、圧力がかからない状態において約 11.5v ~ 12.5v を表示します。 電源が全く入っていない状態または電源不良で電圧が全く流れていない場合は、約 0.7v が表示されます。