積分球機器は埃や汚れに影響されやすく、測定精度やランプ寿命にも影響します。エックスライト社の SP60、SP62、SP64、939 を適切に維持するには、下記の清掃手順を定期的に行ってください。清掃頻度は機器が保存・使用される環境によって異なります。汚れた環境では毎日清掃を行う必要があります。
清掃時には、圧搾空気を使用します。ノズルが付いた市販のエアー缶(下記例を参照)を使用してください。注記:エアー缶を使用する際は、真っ直ぐに持ってください。缶は絶対に逆さまにしないでください。圧縮不活性ガスが放出され、オプチクスを損傷する恐れがあります。
圧縮空気ラインを使用できるのは、空気ラインが油と水を取り除くシステムが付いている時です。機器を損傷する恐れがありますので、これには気を付けてください。
接続されている全てのケーブルを外してください。(例:シリアル通信ケーブルと電源アダプター)
ノズル(柔軟性のあるストローの形状)をエアー缶に接続します。機器から離して空気を十分にスプレーします。これにより、蓄積された圧縮不活性ガスを取り除くことができます。
機器を裏返しにし、シュウ解除を押し、シュウが邪魔にならないように反転させます。(下記写真参照)
片手でエアー缶を持ち、もう一つの手で機器を押さえます。機器を回転させてノズル端が積分球に直接当たるようにします。この時、エアー缶は真っ直ぐに持ち続けます。(下記写真参照)
エアー缶のスイッチを押し、空気が積分球に入った状態で、機器を回転させながら積分球表面の全体に空気がかかるようにします。
ノズルを小さな挿入ポート(下記左写真参照)に入れ、空気を数回吹き付けてください。(下記右写真参照)
機器を元の位置に戻し、積分球に残っている粒子を出してください。 手順6~8を繰り返します。
シュウを閉じ、機器をケーブルに接続します。
機器のキャリブレーションを実行します。