i1Share データをL*u*v*, L*C*h°, CIE XYZに変換する方法

質問: i1 PROとi1Shareを使用して環境光を測定しているが,測定データを L*u*v*, L*C*h°, CIE XYZに変換することはできますか?

回答: はい,できますが,少し込み入った操作が必要です.

まず,下記のサイトからColorLabユーティリティー(英語のみ),とProfileMakerをダウンロードして,インストールを行ってください.(ProfileMakerの1つのソフトウエアであるMeasureToolを使用します.MeasureToolの一部機能はライセンス(ドングル)を購入しなくても使用できます.)

http://www.xrite.com/product_overview.aspx?Industry=1&Segment=12&ID=757&Action=Support

  1. i1Shareを起動します.
  2. E(比較)モードからライトを選択します.
  3. 測定器メニューからキャリブレーションを選択,ブラックキャリブレーション用のキャップを装着してOKをクリックします.
  4. キャリブレーションが成功したら,ブラックキャップをはずし,環境光用測定ヘッドを装着した状態で環境光を測定します.
  5. ワークエリアに測定したサンプルが表示されます.(複数測定してもかまいません)
  6. ファイルメニューから保存を選択して.cxfファイルとして保存します.(1つのファイルにワークエリアにある複数の測定データが保存されています.)
  7. MeasureToolを起動します.
  8. ファイルメニューから開くを選択,先ほど保存した.cxfファイルを開きます.
  9. spkt(スペクトラルモード)でデータが開きます.
  10. ファイルメニューから別名保存を選択.テキストファイルとして保存します.
  11. ColorLabを起動します.
  12. FileメニューからOpenを選択し,先ほど保存したテキストファイルを開きます.
  13. FilterメニューからConversionのCIE Colors...を選択します.
  14. SpectralConversionのObserver/Illiminant/CATCaptionを選択します.通常,2°/D50/Noneを選択します.
  15. CIE XYZに変換されます.
  16. FilterからModeで必要な表色系LChやLuvを選択します.(Yxyへの変換はできません.)