i1ProfilerにおけるDDCおよびADCの問題

DDC(ディスプレイデータチャンネル)およびエックスライト社の「ADC」(自動ディスプレイキャリブレーション)のプロトコルは、ディスプレイのキャリブレーションプロセスを簡素化・合理化します。DDCが有効になった全てのモニタがADCに向いているというわけではありません。グラフィックカード、接続タイプ、モニタのDDCの実装、ADC機能が制限されるケースもあります。システムがADCを処理する上で問題が見られる場合は、次を実行してください。

まず、ディスプレイのメニューに「DDC」または「DDC/CI」が有効またはONになっているかどうかチェックしてください。そうであれば、無効に設定するかOFFにしてください。多くのディスプレイは、既定でDDC/CIが有効になっています。プロファイル作成に「ADC」(自動ディスプレイキャリブレーション)をOFFにすることも推奨します。自動ディスプレイコントロール (ADC) は、プロファイル作成時に満足のいかない結果を出力することがあります。下記の手順に従って「ADC」をOFFにしてください。

  1. 通常は、D65の白色点、120の輝度設定、固有のコントラスト比率を選択してください。
  2. 測定ステップにおいて、[ブライトネス、コントラスト、RGBゲインを手動で調節] を選択してください。これにより、[自動ディスプレイコントロール (ADC)] が非選択状態になります。
  3. コントラストまたはRGBオプションからチェックを外すことも可能です。ブライトネスの手動調節は非選択状態にしないでください。これは選択状態のままにする必要があります。
  4. [次へ] をクリックして設定を保存し、プロファイル作成を開始します。
  5. 新規ディスプレイプロファイルを作成します。