361T の濃度キャリブレーション
361T のキャリブレーションにはいくつかの方法があります。 このページでは、保存されたリファレンスデータを表示および必要に応じて編集する通常の(長い)キャリブレーション作業を説明しています。 完全なキャリブレーションは次の手順に沿って実行してください。
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- 5 ステップの校正基準板(パーツ番号 361-68)を見つけます。 ステップ #4 は「CAL」と表記されています。 ANSI にトレーサブルになっているこのステップの数値は、各フィルムターゲットの下に手書きで記入されています。
- 「CAL」は 361T にも印刷されています。 これは測定アーム後方の「FUNCTION」と「COLOR」キーの間にあります。 キャリブレーション作業を開始するには、両方のキーを同時に押してから離します。
- 「N Dcal Y」のプロンプトが表示されます。 「N」反応は「FUNCTION」キーと関連し、「Y」反応は「ZERO」キーと関連しています。(濃度計ディスプレイパネル下に silk-screened という用語があります。)
- 「ZERO」キーを押して「Y」と回答します。
- 「N Qcal Y」のプロンプトが表示されます。 「Qcal」は Quick CalTM の省略です。 Quick Cal は行いません。 続行するには、「FUNCTION」キーを押して「N」と回答します。
- 濃度計にしばらくの間「SET HI」が表示された後、「CAL」ステップに正しくプログラム設定された数値が表示されます。 ORTHO チャンネルで開始します。
- 「ZERO」キーを押し下げて、「COLOR」キーを押して数値を上げるか、または校正基準板に印刷された ORTHO 値と一致するまで「FUNCTION」キーを押しながら表示数値を下げます。
- 数値が一致したら「ZERO」キーを離し、「COLOR」キーを一度押して次のキャリブレーション作業に進みます。
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- UV チャンネルに保存されている数値が濃度計に表示されます。 「ZERO」キーを押し下げて、「COLOR」キーを押して数値を上げるか、または校正基準板に印刷された UV 値と一致するまで「FUNCTION」キーを押しながら表示数値を下げます。
- 数値が一致したら「ZERO」キーを離し、「COLOR」キーを再度押して次の手順に進みます。
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- 濃度計に「READ AIR」の指示が表示されます。 ディスプレイパネルに数値が表示するまで「READ」ボタンをしっかり押し下げた状態にします。 注記: この測定では測定ヘッドの下に何も置かれていません。
- ボタンを離すと、濃度計に「READ HI」と表示されます。 校正基準板フィルムを測定ヘッドの下に置きます。 「CAL」ステップが機器のアパーチャーの中央にあることを確認してください。
- 数値が表示されるまで「READ」ボタンを再度しっかり押し下げた状態にします。 表示される数値は上記手順でプログラム設定した数値です。
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- キャリブレーションが正しく実行されたかどうかを確認するには、キャリブレーションフィルムの各ステップを Ortho および UV の両方に対し測定し、濃度計の数値とキャリブレーションフィルムに印刷された数値を確認してください。 数値は +/- 0.02D でなければいけません。 そうでなければ、濃度計のランプが不良または濃度計を修理に出す必要があります。
- 以上です。 濃度計は整色性および紫外線の両測定チャンネルに正しくキャリブレーションされました。
キャリブレーション完了
注記: スクリーン測定を行う場合は、アミ点のキャリブレーションも確認してください。(関連サポート参照)