質問:濃度スペクトルおよび特色フィルター機能は SpectroEye でどのように使用されますか?
回答:SpectroEye はフル機能の分光測色計で、スペクトル全体を測定します。 サンプルを測定後、サンプルの分光データは L.A.B、濃度、色彩、濃度パラメータなどの異なる測定値のパラメータを表示する際に使用されます。
ユーザーがあまり使用しない機能の内の2つは、濃度モードの濃度スペクトル機能および特色フィルター機能です。 濃度モードは次の選択条件の一つを使用して設定することができます。
Auto(主なフィルターが選択されています)
ビジュアル
シアン
マゼンタ
イエロー
特色
「Auto」が設定されている場合は、主なフィルターは機器によって自動的に選択されます。 互いの測定値が十分に近ければあれば、サンプルは「ニュートラル」トーンと認識され、機器はビジュアルレスポンスを使用します。 個別のいずれかのカラーが選択されている場合は、機器は測定データのみにそのフィルターを使用します。 例えば、シアンのサンプルが測定され、イエローのフィルターチャンネルが機器に選択されていると、機器はイエローの値を表示します。 シアンのフィルターを表示するには、「濃度フィルター」のツールバーボタンにスクロールダウンしてアクセスし、適切なフィルターを選択します。
「特色」フィルターのオプションを使用するには:
ディスプレイから「濃度フィルター」のツールバーボタンを使用します。 ディスプレイの「基準」をハイライト表示し、基準サンプルを測定します。 ディスプレイに最大波長のリファレンスに対する濃度値が表示されます。 別のリファレンスが後で測定されていれば、オリジナルのリファレンスデータは特色フィルターモードのために機器から除去されます。
リファレンス測定が実行された後、機器は「サンプル」に自動的に切り替わります。 機器で行うサンプル測定数は無制限で、サンプルの濃度値と測定値に使用される最大波長の両方が表示されます。
濃度計で簡単にスポットカラーを測定でき、測定値を他のサンプルの測定値と混同することはありません。 濃度モードの特色フィルター機能には、一回につき一つのリファレンスのみを設定することができます。
この機能の使い方は使用説明書をご参照ください。