"Invalid Factory or User Settings"
エンジニアリングでは、ハブのファームウェアに、ハブが起動すると同時にクラッシュが発生する逸脱した設定を検出するデータ保存のインテグリティチェックを追加しました。2つのエラーコードがエンジニアリングの RCI マニュアル v1.18 に追加されました。
"Invalid Factory Settings"
"Invalid User Settings"
この2つは共にハブエラーで、前方にヘッドインデックスが付いていません。
"Invalid Factory Settings" - かなり深刻なエラーです。現場で発生した場合、解決法がないため修理に出す必要があります。このエラーは、初めてプログラム設定された(製造)機器が工場出荷状態に設定されるまでによく発生します。もしくは、その他の深刻なエラーが発生し、データ保存値は信頼できない値となります。
"Invalid User Settings" - 2つのエラーではよく発生する方ですが、回復が可能です。このエラーは上記と似ていますが、ユーザーがアクセス可能な別の場所で発見されました。全てのユーザー設定は、3つのボタンあるいは「ID」コマンドで「工場出荷状態」にリセットすることができます。ユーザーがソフトウェアを使用している場合、問題を解決する最善の方法はエラー状態を消去し、"Fixture Name"を入力して正しいプロジェクトをダウンロードします。このエラーの原因は恐らく、RCIコマンドが編集された、またはファームウェアの更新後にデータ構成が変更したためです。
データ保存エラーモードは、ハブの前面パネルに点滅する"06"で表されます。ソフトウェアがないユーザーはまず最初にハブをリセットし、問題が再現されるかどうか確認してください。 最初のリセットにおいて"06"がまだ点滅している場合は、3つのボタンでハブを工場出荷状態にリセットしてください。(これで必ず"Invalid User Settings" エラーが修正されます。) "06" がまだ点滅している場合は、ハブに"Invalid Factory Settings"の問題がまだ発生しているため、修理が必要となります。
ハブがこのエラー状態になると、全てのユーザー設定が既定に戻りますが恒久的ではありません。これが少しの不調で発生した場合、'reset switch'でハブのリセットを行うと全てが失われることはありません。ユーザー設定が既定に戻った場合、"Ethernet" などがOFFになり、"RS-485 Baud rate"は"19200"に戻ります。目的は、ハブの電源を入れて「安定した状態」において操作し、修正することです。