ベリカラーは堅牢で信頼性の高い製品です。以下はエラーコードのリストと説明、およびFAQです。多くのエラーは回復することが可能です。エラーコードは2桁のディスプレイが点滅している時です。エラーを対処するには、ベリカラーCDのトラブルシューティングをご参照ください。
ハブ エラーコード
“01”(点滅なし) – ハブが準備完了モード、LED Off、LED アレイは全てOff
システムのテストモードが完了すれば、ハブは “01” に指定される最初の基準色を常に選択し、サンプルを測定する準備が完了します。
“01”の点滅 – システムのテストモード
ベリカラーIDがONになる度、このテストモードに入ります。この間、ハブはヘッドが操作温度に達成するまで待ちます。対応センサーヘッドが設置された出力LEDは、ヘッドが温まると赤で照明し、ヘッドの温度が上がり測定準備が完了すると黄色で照明します。
使用可能な全てのセンサーヘッドの準備が完了直後に、ハブはサンプル操作モードに戻ります。通常は、23°C から 30~40 秒程かかります。これより低い温度にあるヘッドはもう少し時間がかかります。使用中のシステムはすでに適した温度にあるため、このモードを迅速に通過します。
“02”の点滅 – マスターヘッド リストエラー
ハブが基準色またはターゲットモードの習得を終了すると、ヘッドの現在の設定を記憶します。システムのテストモードが完了すれば、ハブは現在のヘッドの状態と、エラー前の状態を違いを認識します。これは簡単に発生します。例えば、システムに新しいヘッドが追加される、ヘッドが故障する、またはケーブルが置きかえられるなどです(従ってヘッドの順序が変更します)。
変更が知られており、マスターヘッドリストを更新する場合は、マニュアルターゲットモードに入って終了すると実行できます。新規リストはターゲットモードを終了後に保存されます。取得された全ての基準色は再度取得する必要があります。
マスターヘッドリストは工場出荷状態のリセット手順で開始します。
エラーコード「02」の処理
1つのヘッドのみに問題があります。
ハブが使用していたヘッドが別のヘッドに置き換えられました。これが故意に行われた場合、マニュアルターゲットモードに入り終了し、ヘッドリストを更新することができます。
ヘッドが交換されておらずケーブルが良好であれば、ヘッドが壊れている恐れがあります。ヘッドを交換してください。
ヘッドとハブのコミュニケーションが行えない場合、ハブに問題があると見られ、修理が必要です。
複数のヘッドはミスマッチを表します。ベリカラーソフトウェアなしでは、この問題を診断することは非常に難しいといえましょう。複数のヘッドを使用するシステムは、ソフトウェアからセットアップを実行してください。
セットアップソフトウェアに接続すると、現在のハブがヘッドに出力する詳細リストおよび以前の設定が表示されます。
ソフトウェアは、ヘッドの位置が置きかえられた、交換された、または存在しないことを認識します。
ヘッドが存在しない場合、ケーブル、ヘッドまたはハブのハードウェア不良が原因であると考えられます。
ケーブルやセンサーヘッドを交換する際は、常にハブをリセットしてください。
“03”の点滅 – ヘッド タイムアウト エラー
ハブがヘッドと通信を試みたが、ある一定の時間内に応答がなかった。LEDアレイは黄色で照明し、問題のあるヘッドを表します。
エラーコード「03」の処理
LEDアレイの黄色の照明がどのヘッドを表しているか注意してください。ハブをリセットします。
リセット後ハブに「02」が点滅する場合、ヘッドまたはケーブルの不良が原因であると考えられます。上記の「02 マスターヘッド リストエラー」をご覧ください。
“04”の点滅 – ヘッドから測定不良が出力されました
ヘッドに測定指示が出され、エラーコードが出力されました。LEDアレイは黄色で照明し、問題のあるヘッドを表します。
エラーコード「04」の処理
問題のあるヘッドを確認し、ハブをリセットします。
リセット後、ハブはエラーモードになりません。測定を実行し、同じヘッドに「04」エラーが発生しないかどうか確認してください。同じヘッドで測定が失敗する場合は、ヘッドを交換する必要があります。
“05”の点滅 – 不良のヘッドが報告されました
ウォームアップモード中に、ヘッドに不良のハードウェアステータスが出力されました。LEDアレイは黄色で照明し、問題のあるヘッドを表します。
エラーコード「05」の処理
“06”の点滅 – データ保存エラー
ファームウェアのアップデート後にデータ構成に変更があった場合、またはハブのデータ保存値に重大なエラーが発生した場合にこのコードが表示されます。
エラーコード「06」の処理
マニュアル式ハブ操作(ソフトウェアなし)
ベリカラー ソフトウェアの使用
よくある質問
質問 - ハブに電源を入れる際、カチカチと音がするだけで電源が入りません。
回答 - 電流が不十分です。2.0Aのピーク量が供給されていることを確認してください。
質問 - ハブに電源を入れる際、基準色 # に「00」が長時間表示され、ボタンやRCIコマンドに応答しません。
回答1– イーサーネットポートは有効になっていますが、ネットワークがダウンまたは接続されてないことが原因であると考えられます。ハブが7秒間以内に作動する場合は、下記のオプションをご覧ください。
イーサーネット接続を使用しない場合は、RS-232ポートのベリカラーソフトウェアを使用してOFFに設定してください。ハブをリセットし、問題が解決されたかどうか確認します。
ネットワークがダウンしている可能性があります。 IT部門にお問い合わせください。
イーサーネット設定が変更された可能性があります。確認してハブをリセットしてください。
回答2 - 「00」が10秒以上続き、ハブがロックされている場合は、現在の設定が壊れている恐れがあります。クリアするには、ハブの電源を起動中にボタンを押し下げて工場出荷状態に戻します。(ロックアウトの PLC インプットが有効になっていないことを確認してください。) これで解決されなければ、ハブに不良があると見られ、交換する必要があります。
質問 - どの基準色が本当に実在するのか、どのように分かりますか?
回答 - 上下の選択ボタンで参照してください。 選択された基準色に対しデータが保存されている場合は、アウトプット LED (A-F) が黄色で照明します。例えば、2つのセンサーをもつヘッドシステムに基準色 #3 を選択すると、この場所にデータが保存されている場合LEDの “A” と “B” が照明します。
質問 - ハブのファームウェアはどのように更新しますか?
回答 - ハブのファームウェアを更新する必要が発生した場合、付属のベリカラー CD から Firmware Update Utility をインストールしてください。新しいファームウェアはエックスライト社のウェブサイトから取得できます。
質問 – ハブのボタンを押すと反応がありませんが、システムは動作しています。
回答1 - ハブのロックアウトインジケータを確認してください。照明していれば、ボタンは無効になっています。 PLCロックアウトインプットを外すか、またはインプットを高にし、ハブのボタンを有効にします。
回答2 - ロックアウトインジケータが照明していない場合は、ソフトウェアから送信される構成コマンドにより、キーが無効に設定される場合があります。プロジェクトを編集してハブのボタンを有効にした後、ダウンロードします。