サンプル測定値の保存および転送
エックスライト社の 939、962、964、SP62、SP64 はサンプルの測定値を保存および転送する機能が備わっています。この作業は X-RiteColor Master のようなエックスライト社の QA 製品を使用して行いますが、下記の手順を実行することで、ターミナルプログラム、エックスライト社の X-key ソフトウェア、使用される機器が直接サポートされていない他のソフトウェアを使用して、レポートやスプレッドシートにデータを転送することが可能です。
サンプルを保存するために機器を設定するには、
- [X] ボタンを押して [メインメニュー] に進みます。
- 上向き矢印を一度押して [構成] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 下向き矢印を一度押して [オプション測定] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 最初のオプションは [サンプルの保存] で、On か Off を選択します。Off であればエンター 押して On にします。
- [X] ボタンを押して [メインメニュー] に戻ります。
測定データの保存:
- [メインメニュー] から [QA] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 上向き矢印を一度押して [サンプル] をハイライト表示させ、エンターボタンを押します。(これで反応がない場合はサンプルが保存されていないことを表しますので、手順5に進んでください。)
- 下向き矢印で [全サンプルを削除] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 削除の確認メッセージが表示されたら、上向き矢印で [はい] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 全てのサンプル測定を行います。
サンプルの転送
- データを転送するターミナルプログラム(ハイパーターミナル、Black Knight など)または、X-Key ソフトウェアを開きます。
- 機器の構成と一致するようソフトウェアを設定します。(設定は構成 > ハードウェア設定 > シリアルポート)
- ターミナルプログラムとの通信を検証するには、ターミナルウィンドウに SV を入力します。機器から機種とファームウェアバージョンが返答されます。
- X-Key では、対象アプリケーション(Word、Excel、テキストエディタ)を最前面にします。
- 機器で [サンプル] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 下向き矢印で [全サンプルを転送] をハイライト表示し、エンターボタンを押します。
- 測定データがターミナルプログラム、あるいは X-Key が使用されている場合は最前面のアプリケーションに転送されます。