RS-232 インターフェースの問題に対するトラブルシューティング

エックスライト社の機器と PC 間の通信不良を診断するのは簡単ではありません。 [1] 機器、[2] ケーブル、[3] PC のいずれか、またはこれら複数の原因が考えられます。 下図は原因と見られるいくつかのケースを表します。

[1] 機器：

• 壊れていませんか? 以前は問題なく動作していましたか？ 続きをお読みください。
• 設定が間違っていませんか？ 新品でなければ、本体をリセットしてみてください。 サポートページから「リセット」のキーワードを検索してください。 この際、正しい製品が選択されていることを確認してください。

[2] ケーブル：

• 作業に合っていますか？ ケーブルがインターフェース用ケーブル表に表記されていることを確認してください。（左リンク参照）
• 接続不良またはワイヤ-が破損していませんか？ 予備品がない限り、これを証明することは難しいです。 以前は問題なく動作していましたか？ 正しく接続されていますか？

[3] PC：

• 正しいポートが選択されていますか？ 多くの PC には1つ以上の RS232（A.K.A. Com または COMM）ポートが備わっています。 エックスライト社のソフトウェアは、機器を接続するポートを選択する必要があります。 ポートを間違って選択した場合、通信エラーが発生します。 リストにあるものを全て試してみてください。 ポートを間違って選択することによって、破損することはありません。 Com1 から開始し、リストの全てを順に試みてください。
• ケーブルは選択されたシリアルポートに接続されていますか？ ほとんどの PC は次の2つの通信ポートを利用します。

  9-ピン 雄（A.K.A. DB9p）
  または
  25-ピン 雄（A.K.A. DB25p）

  多くのコンピュータにはこれらのポートが明確に表記されていません。 従って、間違って決めつけてしまうことがよくあります。 ケーブルを一つのポートから別のポートに移動することによって、PC や機器が破損することはありません。
  最後にもう一点気を付けることがあります。 ほぼ全ての PC はセントロニクスのパラレルポートが備わっています。 このポートは常に 25-ピン 雌になっています。 ここで自由にプリンタを接続することができますが、機器には接続しないでください。 エックスライト機器の大半はパラレルポートではなくシリアルになっています。

• ポートはシステムまたは BIOS で有効になっていますか？ PC にポートが表示されていても OFF になっているケースが多いです。 例えば 380 などの IBM 製ラップトップは、赤外線ポートが有効で、シリアルポートは全て無効に設定されて出荷されます。 これらの PC を接続するには、いくつかの作業を行う必要があります。 他のメーカーにおいても、シリアルポートが BIOS で無効に設定されて出荷されるハードウェアがあります。 数百にもおよぶ BIOS の相違をここで説明することは難しいです。 解決できない場合は、サポートページからお問い合わせください。 PC 管理に詳しい方以外は、BIOS に関する解決を試みないでください。 間違うと、PC が故障する恐れがあります。.
• ポートが他の機器に使用されていませんか？ パームパイロットのインターフェースコール数がかなり増えています。 また PC の分野における他のシリアル機器もです。 しかし PC の各シリアルポートには、1台の機器（またはソフトウェア）しか使えません。 2台の機器やプログラムが共存すると問題が発生します。 通信不良のトラブルシューティングを行う際は、他の全てのアプリーケーションを終了・無効に設定してください。 ラベル用の小型プリンタ、パームパイロット、インキディスペンサー、内蔵モデム等の意外な器具が問題の原因となることがあります。 まずは簡単な対処法から始め、順に複雑なものに進みましょう。