Pantoneカラーオブザイヤーの発表はいつもエキサイティングなニュースとして世界の主要なメディアで取り上げられています。 Pantoneカラーオブザイヤーはこれからやってくるトレンドを示唆するだけでなく、マーケティングや製品開発において、ブランドやデザイナーへのインスピレーションを提供する重要な役割を果たしてきました。
世界各地のデザイナーは発表後数週間にわたり、2017年のカラーオブザイヤーであるグリナリー(15-0343 Greenery)についての計画を共有します。しかし、生産や包装部門の担当者であれば、 トレンドカラーは何もしなくても自動的に商品化されるものではないことは知っているでしょう。トレンドカラーから新商品を作り出すには、時間と労力が必要とされます。
今日は塗料、プラスチック、テキスタイル、包装のいずれの業界でも、グリーナリーのようなにトレンドカラーを商品化する際に助けとなる、調色ソリューションについてお話します
調色ソフトウェアを使わずに、新色を作り出すことは多くの無駄を発生させます。 ビジュアルチェックだけで色を開発すると、見た目で求めるカラーになるまでに、何十回ものトライ&エラーを繰り返さなければなりません。
調色ソフトを使えば、新色の生成に費やす時間はより短くなります…
- 選択した染料と着色剤を元に調色計算を行います。
- 最初の調色を行い、サンプルを作成します。
- 作成したサンプルを測色(積分球測色計など)して、基準値と比較します。
以上のシンプルなステップで、時間を短縮するでしょう。「そうは言っても、初期投資費用がかかる…」という方も多いかもしれません。
調色ソフトでどのようなことが可能に?
調色ソフトを使用することで1回目のトライで許容値内に収めるということができるかもしれません。1回でなくても複数回の調整で求めるカラーを実現することが可能になるでしょう。 マニュアルでの調色では平均して12回のトライが必要であることを考えれば、調色ソフトが時間と経費の両方の軽減になると言えるでしょう。
今ある資源を利用する
調色ソフトウェアは、勘に頼る作業を減らすだけでなく、実際使用する着色剤と染料を使用したレシピを計算することができます。資材が6個でも60個あっても、求めるカラーのレシピを迅速に計算します。
カラーによっては実現がむずかしいものもあることも忘れてはなりません。例えば、二酸化チタンが多く含まれている基材であれば、グリーナリーを表現するのは難しくなります。 しかし調色ソフトは、マニュアルでのトライ&エラーよりも短い時間で、最も近いカラーを計算で求めます。
調色トレーニング
もし調色を行う熟練した担当者が引き継ぎなしに急に職場を離れてしまったら、その後の品質はどうなるでしょうか?エックスライトの調色ソフトは直感的に容易に操作が可能です。 一度着色剤でシステム設定を完成すれば、エックスライトのアプリケーションエンジニアが調色ソフトが初めての方にも使用できるようにトレーニングを提供します。
ニーズに合うソリューションを提供
業界やワークフローに合わせて、三種類の調色ソフトをご用意しております。
InkFormulation(IFS)はオフセット、フレキシ素材、グラビアやスクリーン印刷のインクに特化しています。商業印刷、パッケージのコンバーター、インクメーカー様に広く世界で使用されています。
Color iMatch は塗料、プラスチック、テキスタイル業界に広く採用いただいております。迅速に、正確な色分析と調色を提供することができます。
X-Rite Color® MASTER は最も幅広い分野で採用いただいているソフトです。どのような生産工程でも能力を発揮します。0 / 45、多角度分光測色計のどちらでも使用でき、接触、非接触のどちらのタイプでも利用することができます。
あなたのパレットに木の緑を添加します!
PANTONE2017年度代表色がこれらの色はシステムの中で見つけます。