インクを効率的に活用する秘訣とは?

Posted August 13, 2020 by Rich Knapp

ブランドオーナーがパッケージを目立たせるために競争する中、商業用と軟包装のコンバーターやラベルプリンターはより短い期間で、独自の基材上で正確にブランドカラーを実現できることが求められています

多くの場合は、インクの調合に多くの時間を増やしますが、色が合わないと、結局捨ててしまいます。また、調合済みのインクを保存しますが、再利用できるように時間をかけすぎるケースも少なくありません。

このような無駄なリサイクルに陥っていると、インキの購入時とインキの廃棄時に、2回インキ代を支払っていることになります。この無駄の経済性はどうなっているのでしょうか。

私たちの地球への影響について、考えましょう。

本日は、InkFormulation Software(インキ調合ソフトウェア IFS6)の残材管理機能が、在庫や廃棄物の削減、廃棄コストの低減、さらに、より持続可能な印刷環境を実現することを説明します。

インクの調合は手作業で行っていますか。

この場合はターゲットカラーまで、約12回の試行錯誤を行わないといけないことをご存じでしょうか。 コンピューター支援ソフトウェア(CCM)なら、試し回数を大幅に削減することができます。 正確なプロセスを確立すれば、1回目の試行でも、85%をターゲットカラーの許容範囲内に収めることができます。

 

InkFormulation ソフトウェア IFS6をセットアップすると、基本色のデータベースを作成するのに役立ちます。 さらに、生産中には、無駄を最小限に抑えて効率的なインキワークフローを実現できるよう、さまざまな濃度でインクを流すレシピを作成します。

詳細については、「コンピューター支援ソフトウェア(CCM)の準備はできていますか(英語版)」をご覧ください。
https://www.xrite.com/blog/computer-aided-color-formulation

余ったインクが眠っていませんか?

36 ~ 60 インチ幅の輪転機は長時間印刷するため、印刷ステーションに大量のインキを必要とします。余分なインクはどうなっているのでしょうか?。 ほとんどの場合、将来または別の仕事に使用するために、それらをバレルにダンプし、倉庫に保管します。

これらのインキは長期間使用できるため、IFS の残量管理機能が役に立ちます。ドラムの側面にドローダウンを貼り付け、 新しいジョブの色見本と比較する代わりに、IFS6は、ソフトウェアの中から、社内に残っているインキを新しい配合に組み込むための推奨事項を提示します。

IFS6でインキ調合の持続可能性を向上

IFSをセットアップすると、ベースカラーのデータベースを作成してくれ、今後のレシピに活用することができます。

方法は次のとおりです。

1 – 分光測色計を使い、残ったインクを測定します。測定データをインクライブラリに追加します。 

IFS Leftover Ink

2 – IFSは生産中に、無駄を最小限に抑えて効率的なインキワークフローを実現できるよう、さまざまな濃度でインキを流すレシピを作成します。

3 – 処分したいインクがある場合は、レシピに含めることができます。

IFS Leftover Ink

4 – 顧客がPANTONE Matching System(パントンマッチングシステム)にある色を要求する場合、サンプルを測定するか、ターゲットカラーを特定してIFSのレシピデータベースの中に近いサンプルカラーを検索することができます。どのドラム缶を入手して、何を加えれば、ターゲットカラーになるか、正確にわかります。


以上です。 


IFSの残材管理機能により、特色インキの在庫を減らし、間違った混合や再印刷を減らし、印刷準備時間も短縮できます。これにより、持続可能なプロセスを改善することができます。

持続可能性の向上に、インキ改善の準備はできていますか。 

費用対効果を調べたいはROI計算をお試しください。

IFS6について、さらに知りたい方はエックスライトまでご連絡ください。